高専ロボコン 2024 感想 (ネタバレあり)
今年はちょっとイロイロ立て込んでいて一旦関東と近畿の地区予選を消化したらもう全国の放映日まできてしまった
関東みてから近畿の予選みるとレベル高すぎてビビった
去年も大阪と奈良には感激したものだけど、今年もこの2校が圧倒的だったなという印象
決勝でみてない予選の地区の機体もみたけど、やっぱりこれは決勝のカードは大阪 v 奈良あるんでは??と期待してたんだけど、まさかの奈良が自爆してマシンも大破っていう出だしでマジか....と
一方の大阪も射出でボールをポロリしてしまい、10点差で負けるというまさかの展開
旭川がフィーチャーされてて、先生が定年で....と
柔和そうなイイ先生で、21年ぶりの勝利で有終の美を飾りたい!という学生の気持ちにもグッとくる
大阪はなんと敗者復活枠でカムバックを果たしたので、なんとか首の皮一枚でつながった
ベスト8あたりから完全に大阪連覇オジサンになって「落ち着いて!」「いけるよ!」と板の前で発声していた
前述の通り、旭川の学生から並々ならぬ想いを感じたので、決勝の最強の相手として大阪が立ちふさがる流れだったらアツいなあ....!! とおもったけど、さすがにそうドラマチックな展開にはならず
今年は全国のいろいろなマシンタイプをみれてるわけではないのだけど、Aエリアからの射出は、回収機構以外の着地用のマシンを飛ばすのが堅そうで、ボールとボックスの回収は1コずつリフトしたりする機構じゃなくて、底引き網みたいにがさっと回収する機構が速くて確実って感じで、帰還に関しては橋方式は確実だけどちょっとステップも多いし、時間も不利だったかなあ
一方で、射出して帰還するのは現に大阪が10点差で負けたように、リスキーだけど、速さの面では有利そうに見えた
最終的にミッションコンプリートのスピード勝負になるのは読んでたけど、まさか40秒で勝負が決着するとは思わんかったね
熊本側もまさかの瞬殺すぎて、斬られたのに死んだことに気付いてないみたいなヤラレ方だったな
しかし、言っちゃあ何だけど熊本はくじ運やろ感があって、奈良の自沈と旭川の小ミスで勝ち上がってきた(まあ、もちろん敵失でも勝つだけの点は取って勝ってるので文句はないけども)とこがあったので、違う世界線あったよなあ、と言いたくなってしまった
今年も学生たちの課題に対するアプローチが千差万別で本当に面白かった
ちょっと苦言を呈すと、魔改造の夜ではボタンを押したらあとはロボットの振る舞いに任せる、というレギュレーションが多いのに対して、高専ロボコンは人間がタイムをかけてロボットの挙動に補正をかけられるようになってるのがやや気になった 去年の紙飛行機は、飛ばしたら飛ばしっぱなのであまり気にならなかったけど(装填も機械でやってほしかったけども)、今年はいろんな場面で人間が介在するシーンが多くて、前述の熊本にしても橋をかけてロボットが一度登ったのがレールを外れてしまったのを、人間が入って進路を修正するのはそれはズルじゃない?っておもったりした
それが許されるんなら射出で帰還系より有利やん感
人間が介在したら点を引くとか、そういうペナルティがないとちょっとロボコンのルールとしてどうなん?とおもったなあ
それはともかく、大阪連覇はすごい!T1 連覇に続いて(?) 大阪も連覇だ!